報酬制度について:金銭的報酬と非金銭的報酬

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人事制度を作成するにあたって重要な報酬制度

なぜ人は働くのか?と言われたのならば、「お金を得るため」といった目的は非常に需要です。
やりがいも大切ですが、生きていくためには収入を得なくてはいけません。
そのため、報酬面があいまいな人事制度の企業には人が集まらないでしょう。
仮にスタッフがいたとしても不満が溜まり、人の出入りが多い会社になってしまうのです。

金銭的報酬とは?

金銭的報酬とは、その字の通り給与のことを指します。
月の給与だけでなく、ボーナスや報奨金といった現金で還元される報酬です。

非金銭的報酬とは?

非金銭的報酬とは、給与など現金ではない報酬。例えば優秀な成績を納めたスタッフへの表彰や自分の誕生日に休むことができるバースデー休暇などが当たります。
少し前までは軽んじられてきましたが、近年はスタッフの質の向上のため、人事制度の作成に当たって非金銭的報酬を重視している企業も多くなっているようです。

人事制度で金銭的報酬だけを重視しても続かない

金銭的報酬と非金銭的報酬を見たとき、実際の収入につながる金銭的報酬だけを重視していけば良いのでは?と考えてしまう経営者も多いものです。
金銭的報酬はある程度のところまではスタッフのモチベーションを上げることに有効です。
しかし、次第に以前よりも報酬がアップすることに喜びを感じなくなり、仕事へのモチベーションに繋がりにくくなることが近年判明しました。
一方、非金銭的報酬は与えられたからといって満足することはなく、仕事への向上心や情熱へと変わっていくものです。
また、職場やスタッフ同士のきずなも深まり、転職へのリスクを軽減してくれるでしょう。
人事制度を作成するのならば、金銭的報酬だけでなく非金銭的報酬の面もしっかり盛り込んでいくべきです。