ベンチャー企業から人事制度の今を学ぶ：今と昔で変わる人事制度

人事制度が重要な理由としては、人事制度で従業員の成長を図り、その人事をもとに経営を行うからです。
会社に大きな目的があっても、そのための人材が揃っていなければ何もできません。
つまり、人事制度とは会社の土台作りでもあります。
そんな人事制度は、今と昔では従来どおりの人事制度が噛み合わないというケースも多いのです。

昔の会社、今の会社

昔の会社というのは、終身雇用に重きをおいた年功制の人事制度がメインでした。
これは会社の方針に沿って徐々に仕事を増やしできることを増やしていくスタイルであり、終身雇用が中心だった昔の会社とマッチしていました。

しかし、近年では終身雇用を行なう会社が減少傾向にあります。
そのため、長期的な目線での育成ではなく、個人個人が持つスキルを尊重し、生産性や業務の効率化に重きをおくようになりつつあります。
つまり、昔ながらの長期育成ではなく、個人個人のスキルと役割をはっきりと区分する人事制度が現代の企業に求められるものに変わりつつあるのです。

ベンチャー企業の人事制度

そんな中、ベンチャー企業の人事制度を見ると、中には珍しいものがいくつも考案されています。
例えば、評価制度では管理職だけではなく従業員全員から評価されるといったものや、月に1～2回フィードバックをして細かく評価するなどといったものを取り入れている企業は多いです。

また、評価制度にしても金銭的な報酬以外にも感謝の言葉や表彰、特別休暇といった「非金銭的報酬」も報酬制度に土地入れているベンチャー企業は多いです。
こうした非金銭的報酬は従業員のモチベーションに影響を与えます。