人事制度の報酬制度とは何か。非報酬制度を組み込む際の注意点2つ

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人事制度に採用したい「非報酬制度」。うまく活用してスタッフのモチベーションをアップさせる

人事制度を構築し、より良い組織づくりをするにあたって、優秀な人材の確保は非常に重要なポイントです。求職者が募集要項をチェックする際、業務内容も大切ではありますが、人事制度の「報酬」は必ず確認します。そのため人事制度の中でも報酬制度は、会社側だけでなく、既存スタッフや求職者にとっても魅力的な内容を構築する必要があります。その人事制度における報酬制度の中に、「非報酬制度」というものがあるのをご存知でしょうか。非報酬制度とは、お金ではない報酬のことを指します。給与のプラスアルファと考えても良いかもしれません。今回は人事制度の報酬制度を構築するにあたり、非報酬制度を組み込む際に確認しておきたいポイントを2つほどご紹介しましょう。

ポイント①:非報酬制度にはその会社らしさを組み込むと良い

代表的な非報酬制度としてあげられるのが、特別休暇や実績や勤務年数に応じた表彰といったものになります。お金ではありませんが、スタッフのモチベーションをアップさせる材料になるでしょう。ただし、どの会社でも同じ制度を採用すればよいといったものではありません。なぜならば、その企業によって業務内容が異なり、勤務しているスタッフが求めている内容も異なるためです。他社が実施している非報酬制度を参考にしつつ、自社のスタッフが何を求めているのかをチェックしてください。さらにスタッフが現在導入している人事制度の中で、何がモチベーションにつながっているのかを分析すると良いかもしれません。

ポイント②:「何を評価されると報酬が発生するのか」を具体化する

ただ非報酬制度を導入したからといって、スタッフ全体のモチベーションが必ずしもアップするといったものではありません。非報酬制度を付与される基準が曖昧であると、「なぜあの人物が表彰されるのか」といった疑問を抱くスタッフが発生し、職場の人間関係が悪化する可能性があります。そのため、評価基準を明確にしましょう。そしてその評価基準も、会社の企業理念や経営方針に沿ったものにすると、非報酬制度度を受け取った人物に対して尊敬や憧れの念を抱くスタッフも増え、会社内の雰囲気が良くなるかもしれません。