人事制度の一つ、報酬制度の将来について考える

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報酬制度は人事制度において社員のモチベーションと会社の経営状態を左右する重大な要素です。
バランス感覚が求められる人事制度の一つであり、検討を繰り返すことが重要になります。
報酬制度はどうやって定めるか、考えていきましょう。

報酬にも種類がある

報酬と一口にいっても、基本給や福利厚生などの金銭的報酬だけではなく、権限の付与、休暇、会社のメンバーからの承認といった非金銭的報酬と呼ばれるものもあります。

報酬制度では、金銭的報酬をメインに考えることになりますが、この非金銭的報酬をおろそかにすると、従業員のモチベーションは下がりやすくなります。
優れた報酬制度はただ従業員に対価を支払うだけではなく、モチベーションアップを狙うこともできるのです。

そのために重要なのが、非金銭的制度です。
金銭によるモチベーションアップは、たしかに最初は効果が現れやすいですが、一定の額を超えると以前に比べてモチベーションが上がりにくくなると言われています。
一方、非金銭的報酬は常に限度がありません。
したがって、報酬制度は金銭的報酬と非金銭的報酬をバランス良く組み合わせることが大事になるのです。

非金銭的報酬の一例

人事制度の一つである報酬制度、その中の非金銭的報酬制度は、企業によって内容がさまざまです。

例えば、会社独自のSNSを利用し、誰かお世話になった人に御礼のメッセージを送るというのはオーソドックスな方法です。
褒めることの重要性を説明したり、一定の人数を褒めることで何らかの特典がつくなどの条件をつけたりすれば、利用者は増えやすくなります。

人事制度で報酬制度は、モチベーションに直結する重要な要素です。
そのため、人事制度を考える際、報酬制度は慎重に検討し、モチベーションアップを狙えるように構築しましょう。